
私を必要とする会社は限りなく0になって欲しい!チームマネジメントコンサルタント上杉佳子さん

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ゲストのご紹介
2013年から中小企業をメインとしたチームビルディング、 リーダーシップ、人材育成などの研修やコンサルティングをやっています。 今はどちらかと言うと会社の中で主体的に物事を考え 自ら会社を良くしていくような会社の企業文化を育てることを メインとしてやっています。 社長さんの思いと社員さんの思いが中々噛み合わないことが多いので それの通訳みたいなことをやったりとかやっています。
インタビュー(一部抜粋)
今日のゲストはチームマネジメントコンサルタントの上杉佳子さんです。
社長さんの思いと社員さんの通訳は具体的にはどうするのですか?
まず、社長さんとの打合せがメインで、社長コンサルト私は思っているんですが、社長さんにはコンサルと言うよりお話を聞かせてくださいとい形で、会社をどんな風にしていきたいのか?どんな人材と働きたいのか?どんな思いがあるのか?とかありとあらゆる事を聞いてみて、実際社員はどれぐらい理解していますか?とい事をお聞きするんです。それを聞いた上で社員さんの研修の時に社長さんの考えている事や社長の想っていることを私の方から話するときもあるし、それを気づくためのワークショップをやったりしてます。
研修はどんな形の研修ですか?
最初は、2時間とか1日とかの1回限りの研修の依頼が多かったんですけど、今はどちらかと言うと年間ですね。1年間で月2回行って社員さんやリーダーの研修をやっています。
研修って学んで終わりというか良くわかったしよかったわーで終わってしまう人がすごく多いんですよ。
でも、それだと身につかないしお金が勿体ない話で、できればその気づきを現場や会社の中で活かしてほしいので、毎月コンスタントに行って振り返りをし今月はどういうところまでやるかをワンパッケージでやっています。
コロナの影響で今までのやり方が変わると思いますが、これからどういうスタイルでやっていきますか?
確かにリアルも大事で、あるコンサル先の社長さんからのアイデアを頂いたのは、リアルもやって欲しい、だけどそれ以外にオンライン講座とか動画を撮って来てもらって、それをうちの社員が見て自主勉強してそれをリアルにつなげるみたいなことは出来ないか?と提案してもらった。
これからは動画や音声の商材を作ったり、オンラインスクールなども始めます。英会話の業界は以前からそういう形になっていたのになんで真似せえへんかったんやろと思っています。
もう一歩進んだ双方向のコミュニケーションの取れるZOOMなどのオンラインセミナー形式やライブ配信はどうですか?
今とりあえずいろんなことにチャレンジしています。
ZOOMでのセミナーやコンサルを動画で撮ってそれを商材にしたり、FACEBOOKライブは商品にするよりは私のことを知ってもらうためにやってますが、その場のコメントや意見が大事だと想ってまして、悩み事を書いていただいてそれに答えていく事ができるといいなと思っています。
東京の会社で大企業ではない中位の企業からオンラインでやりましょうと提案していただけるようになってきた。
社長さんの悩みを聞くというのはこれからどうしていくきますか?
基本、リアルを大切にしています。緊急のときだけ電話対応しています。
どうすれば悩みを打ち明けようと思われるやり方は?
自分では普通にやっています。
コンサル先の50人ぐらいの規模のリーダーさんは、創業者の時はイケイケドンドンな理由ですよ、昭和のバブルの時代も知って作って売ればなんとかなるって言うのがリーダーだし、夜遅くまで頑張れるのがリーダーだった時のリーダーさんたちから教わった40代の人たちが今管理職としてやってたりするわけですよ。
そうするとですね、人の話を聞くっていう姿勢を知らないし、わからないから部下は多分こう思っているだろうと推測で話をするんですよ。そもそも本当にそう思っているんですかA君は?って聞くとわかりませんというので聞いてきてくださいって言っても聞けないんですよ。なので最初にどの会社もですけどスタートする時は聞くっていうことにフォーカスして研修を進めます。
今の40代の管理職は何を聞いてきたんですか?
自分の解釈で人の考えを聞いてきたと言っているんです。
例えば辞めたいと言っている人の話を聞いてきました。
会社がこれだけ残業が多いので奥さんが文句を言っていますと
と言っていたと言うところまでは事実かもしれないんですが、
その後に「あそこの奥さんは…」とか「奥さんとの中が悪いから会社に残りたかったから残業していたはずやのに」残業が多くて嫌やと言っているとか、いやいやそれはほんまですか?と彼がそうやって言ったんですか?とあなたが今までの彼を見てきてそう思っているんでは無いですか?ともう一回話を聞いてきてくださいと練習をしてもらいます。
聞くっていう相手が本当に何を言いたいのか?とりあえず黙って話を聞いてきてください。って
まず、40代50代のリーダーさんには練習してもらいます。
そういう人が多いんですか?
先輩の見本がいない。自分が聞かれたこと無いから聞くっていうことがわからない。
指示命令は上手なんですよ。
自分の推測が入るので話がこじれますよね。
こじれればこじれるほど、部下は上司に対して信頼できなくなるので会社を離れていくことはそこかしこに起こっています。
このような会社に良く呼ばれる理由です。
今まで自分の意見を言える場がなかったのかも?
聞くってどういうことなのかっていう話はします。
聞くことが出来ていない会社さんは、言える場の作り方場作りも結構時間をかけて言っています。
やっぱり、安心安全の場でない限り話ができなくなる
そういう会社は会議しても意見は出ない?
社長がずーっと一人で喋っています。
で、後から社長さんに話を聞くと、みんなが会議の時に意見を言わないから、みんな何も考えてないと思ってしまうしみんなが意見の出る会議をしたいとお悩み相談として言われます。
それを作っているが社長さんだっていいう事に気づかない社長さんも多いですし、指示命令や遅くまで残ってやってきたリーダーの人たちがそういう場をつくってしまうので、下手なことを言えば自分のところに火の粉が降ってくるんではないかとか意見を言っても改善してもらえないし、だから言ってもしゃーないやんとなっています。
そこを汲み取れない会社はまだまだ多いですね。
こんな時こそ、人を大切にするってことに気づいている社長さんもいる。
だからこそ、今どんな人と働きたいのか?どんな社員になってほしいのか?どういう会社であるべきなのか?に取り組んで欲しい。
(取材日:2020年3月25日)