
「ファインダー越しに見る1ミリの変化を感じる感受性が大切!」プロフォトグラファー藤岡優介さん

1年ぶりにインタビュー取材のために藤岡さんのスタジオを訪れた。
1年前に訪れたのは、「The Face」というポートレイトプロジェクトでモデルとなって撮影してもらった時だ。
このポートレイトは白黒で表現されていて、しかもマジ顔の写真。すでに120名以上の人の写真を撮影されてきた。
この時の写真を今フェイスブックで使用中。
藤岡さんは、商業写真(広告写真)をメインに活動されている。すでに大手企業の広告写真の仕事で多忙を極めておられるが、なぜこのポートレイトプロジェクトを初められたかというと、クライアントに見せる作例の中に物の写真の中に、このポートレイト写真で、藤岡優介という写真をより明確にわかったもらうためだ。
藤岡優介さんの作例を是非見ていただきたい。
当初、「1撮影で3シャッターで終えることを目標にした」
と言われる通り、モデルになった経験から言うと、中々シャッターを押されなかった。僕はこのとき、何かを念じていたのを覚えている。
インタビューの中で、
藤岡優介さん
「ファインダー越しでずっと見ていると、被写体の人が何を考えているのかを察することができるようになった」
「1ミリの微妙な変化で表情が変わりそれを見続けて、ここぞという時にシャッターを押した」
と答えられていた。
僕は、この言葉にプロとしての本質を見た。
また、これからフォトグラファーを目指す若者に向けてのアドバイスも頂いた。
藤岡優介さん
「技術的なテクニックに加え、大切なことは、人としての感受性を磨くこと!」
インタビューを終えて感じたことは、プロのフォトグラファーという仕事は、 カメラのファインダーを通して被写体とのコミュニケーション力に優れている。と思った。 そして、インタビューを通して、 さらに集中力を増して相手の1ミリの微妙な変化を見落とさず、言葉にされない気持ちを 読み取れるようにしていきたいと感じた。 2019.12.4取材