
インタビューの基本は質問力
人は毎日、無意識のうちに何回も質問をしています。
「朝食は何食べようか?」「今日はどの服着ていこうか?」「今日の天気はどうかな?」とか・・・
人は毎日何回ぐらい無意識で質問をしていると思いますか?
人は1日で2000回以上無意識で質問をしていると言われています。
凄くヘビーユーザーなんです。
これらの無意識の質問を意識し、質問の質を上げることで生き方の質も向上すると思いませんか?
私は、かつて24年間生保業界で営業をしてきて2000人以上の見込み客にインタビューをしてきました。
初めて会った人に何を話し、何を聞くのか?によって、商談を次に進めることができるのかどうかが決まります。
まさに一発勝負です。
そんな仕事を長年続けて来たおかげで、大きな自信になったのがインタビュー力です。
ここで言う
”インタビュー力”とは、”質問力+コミュニケーション力”
の事を指しています。
〈エピソード〉
この質問力の威力を身にしみて感じたエピソードをお話します。
今から5年前、当時は保険の契約をいかに取るか?で頭の中は数字のことで一杯。常に売上の数字との戦いで、不安との戦いの真っ最中でもありました。
そんな時に質問家のマツダミヒロさんの本と出会い、そのお弟子さんの講座に参加した時のことです。
「保険してる人一杯いるけど、西口さんに保険の話聞くとどんなメリットがありますか?」と質問されたのです。
保険の商品は誰が扱っても同じものだったし、思いがけない質問に、すぐには答えられなかったのです。
それ以来、答えを見つけるまで頭にこびりついて毎日のように自分に問い続けたのです。
その後、質問力を学びにマツダミヒロさんの認定講師養成講座を受講することにしました。
一つの質問の出逢いをキッカケに、多くの人生を考えさせる質問に出会い、数年の時間を経て、本当の自分のしたい生き方を見つけることができたのです。
その時のことを、先日の第1回セミコン京都大会で、10分間のセミナーにして発表しました。
インタビューする時に、この質問がとても大切です。
誰に何を聞くのか?が大切で、相手の人に合わせて聞くことも聞き方も考えてする必要があります。ここで間違うと下手すると相手を怒らせてしまう結果にもなります。
〈エピソード〉
数年前に”相手の本音を聞き出す”講座を受講していた時のことです。
二人一組になって、雑談から相手の本音を聞き出すワークをした時、
相手の女性が「今までで印象的な出来事は何ですか?」と聞かれました。
僕は、「22歳のときの自分を思い出せるかもしれないと、スリランカに14日間バックパッカーの旅に行きました。」と答えました。
そうすると、相手の女性が「ハワイのリトリートの様なものですか」と言ったのです。
思わず「えっつ?」となり、全然わかってくれていないと感じたことがありました。そしてだんだん腹が立ってきたことを憶えています。
僕だったら、「凄く興味深いです。スリランカの旅のことを詳しく教えて下さい。」といいます。
まとめ
インタビューには質問力が大切です。
どんな答えも受け止める
相手の答えを深く聞く